転職を成功させ新しい職場で自分を活かすためには、自分を客観視したうえで、しっかり自己分析を行うことが肝要です。性格的な長所や短所はもちろんですが、転職活動で最も大切なのは経験です。
企業側の視点に立てば分かることですが、企業が中途採用者に求めるのは即戦力になります。そのため、今まで仕事上でどの様な経験を積み、それを新しい職場でどう活かせるのか、端的にアピールできるよう整理しておくことが、転職を成功させるカギと言えるでしょう。
なお、経験は何も成功体験だけではありません。失敗した経験もそこから何を学び、これからどう活かすのかをアピールすることがコツです。
また、自分の経験を棚卸することは、自分を見つめ直す効果もあります。自分がこれから何をしたいのか、どの様な長所を持っていて、どんな仕事に向いているのかが分かり、将来のビジョンを明確にできるでしょう。

経験と共にアピールしたいのが資格ですが、これは注意が必要です。一見、資格を沢山持っているとアピールし易そうだが、持っている資格に一貫性が無いと、単なる資格マニアと受け取られる可能性も有るので注意しましょう。
また、資格は取得しただけでは殆ど意味がありません。その資格を仕事に活かしたのかが大事であり、やはり経験が物を言うのです。
どうしても仕事に関係の無い資格をアピールに使いたいのであれば、資格を取得することで視野が広がったとか、勉強で得た知識が仕事の幅を広げたことなどをアピールすると良いでしょう。あくまで仕事に役立った事をアピールすることがコツです。